OPPO UDP-205,MQA,アップデート

OPPO UDP-205がMQA形式のファイル再生に対応

お詫びと訂正:以前この記事ではUDP-203も対象として記載していていましたが、MQA形式の対応はUDP-205のみでUDP-203は対応しておりません。お詫びして訂正いたします。

ホームシアターや映画関連の話とは少し違うが、音楽再生について。普段DVDやBlu-rayの映画再生やAmazonプライムビデオをつないでいるOPPO UDP-203はなかなか優れたDAC(Digital Analog Converter)チップを採用(旭化成エレクトロニクス製32bit「AK4458VN」)していて、音楽ファイルを聞く時は音楽専用にしているNASのハードディスクから本機を通して再生している。音が非常にクリアで粒立ちが良い。本機をプリアンプとしてAVアンプをピュアダイレクトモード(音をいじらず、ストレートに音声信号を増幅)に設定してパワーアンプ代わりにし、スピーカーから音を鳴らす。音の出口となるスピーカーがショボーイので、いくら優秀なDACチップを通しても総じて言えば音は今ひとつなのだが、iPhoneからダイレクトにAVアンプを通すよりは遥かにいい音がする。スピーカーもさることながらパワーアンプをオーディオ専用のモノに変えたら更に音が良くなるのは分かっているがそこまで予算が回らないので・・・今はこれで我慢。上位機種のUDP-205ならESS TechnologyのDACチップ「ES9038PRO」を2基搭載し、更に優れた音楽再生を実現しているが、値段がUDP-203の倍以上の20万超え。

ファームウェアのアップデートでUDP-205がMQA形式に対応

そんな映画ソフトの再生、兼、音楽プレーヤーとして愛用しているOPPO UDP-205が2017年12月1日のファームウェアアップデートによりMQA(Master Quality Authenticated)形式のファイル再生に対応した。当然、OPPO UDP-205はポータブルではないので持ち歩いて聞くことは無理だが、自宅でも一度MQA形式の音楽ファイルを聞いてみたかったので、注目していたファイル形式だけに今回のアップデート対応は嬉しい。だが、UDP-203は残念ながら未対応…。

 


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MQA形式とは?

MQA形式とはイギリスのメリディアン・オーディオが開発した音声データファイル。MQAはスタジオ録音時の膨大な情報量を持つ音声データ(スタジオマスター)を、データサイズで言えばCD並のサイズに圧縮したファイル。メリディアン・オーディオ独自の技術を採用しているらしい。音楽のアナログ信号をデジタル化する際に起こる「音のボケ」とも呼べるリンギング(信号波形の歪み)を抑えているので音がスッキリとクリアになっている。

CDの音とマスターの音の違い

よく分からない人からすれば、「CD音源の非圧縮ならいいのでは」と思うかも知れないがそうではない。簡単に言うとCDは音信号をかなり省略している。人間の耳には聞こえない(であろう)超高音周波数の音をカットし、さらにサンプリング周波数も[44.1kHz/16bit]とそれなりで収録されている。それでも、これまでは音楽を聴く分にはそれほど影響ないとされて来たが、スタジオマスターの音がほぼそのまま収録されている(と言われている)アナログ・レコードに戻るとCDの音とは全く違うと言う。なのでそれを余すこと無くデータに収録することを目指して「ハイレゾ」と呼ばれる音楽データをFLACやWAV,DSDと呼ばれるデータ形式にして再生するようにしてきたが、こんどは1曲に対するデータ容量がデカくなった。私が感じるCDとアナログ・レコードについては後述する「四方山話:CDとレコード、どっちがいい音?」で。

ハイクオリティで高圧縮な音楽ファイル

スタジオマスターの持つ、音楽情報にダメージを与えることがなく、効率良く圧縮している。なので音質はスタジオマスター・クオリティでも圧縮率も高いため、同一アルバムの音楽データでも、これまでのFLAC形式やWAV形式などのファイルの形式よりもデータ量は小さくなる。これは同容量のハードディスクにより多くの音楽データを入れる事ができ、音楽データのダウンロード時間も短くなることにもつながる。

従来のファイル形式との互換性

MQA本来のパフォーマンスを発揮するには、MQAのデコードに対応したDACが必要だが、MQAファイルはFLAC、ALAC WAVなどのファイル形式のコンテナを採用することが可能となっているので、その場合はMQA本来の音質よりは劣るがCDクオリティ以上の音質で従来ファイルとの互換性を確保できている。

MQA対応の再生機種

ポータブルプレーヤーでのMQA形式の音源データへの対応は現在(2017年12月4日時点)、オンキヨー〈rubato DP-S1,DP-S1A〉とパイオニア〈XDP-30R,XDP-300R〉、ハイレゾに力を入れているソニー〈Walkman NW-ZX300〉。海外製品ではBluesoundのサウンドバー〈PULSE SOUNDBAR〉、AudioQuestのUSB DAC〈DragonFly〉、スマホではLGの〈V30〉が対応している。映像再生プレーヤーとしてはマルチプレーヤーのOPPO UDP-205がこの度ファームウェアのアップデートで対応した(UDP-203は非対応)。

MQA形式が日本で浸透するかはこれから注目

現在MQA形式の音楽データはe-onkyo musicが提供を開始しているが、まだまだ広くにわたってこの形式が浸透していない。他の形式よりも容量が少なくて済むのでダウンロードしたポータブルプレーヤーの容量節約は勿論のこと、音楽データを提供する側のサーバー容量も節約できるとなると、オンキョー以外の多くの企業が採用しそうなものの、プレイヤーが対応しなければパフォーマンスを発揮する事が出来ない。

四方山話:CDとレコード、どっちがいい音?


アナログ・レコードは私も持っていて、よく聴くがCDとは確かに違う。超高音周波数のカットやサンプリング周波数云々(うんぬん)以前にデジタルとアナログなので音が違うのは当然だが、アナログの方が耳心地がいいのだ。これは「レコードを聴く」という気分も含まれているとは思うが何故なのか私にも分からない。

子供の頃と違い超高音は既に聞こえない大人なので、超高音カットのせいでは無い気がする。そもそも超高音周波数なんて仮にレコードに刻まれていても、相当レコードの状態、レコード針、昇圧トランス、アンプ、スピーカーなどの設備が良くないと、そんな音を拾って鳴らしてははくれない。逆にそれほど繊細な振動を拾う設備だったら目に見えない様な僅かなホコリやチリも拾うことになり、しっかり手入れしておかないと普段使いしているような私ではまともにレコードが聞けないかもしれない。試しにレコードの音を簡易のサウンド・アナライザーで音を拾ったが、私の設備(スピーカー)では高音域の周波数が16kHz〜19.5kHz程。しかも19kHz超えは非常に弱い音なので多分私には全く聞こえていない。もしかすると簡易のサウンド・アナライザーなので音を拾えないのかと思い、試しに少し離れて指を鳴らしてみると48kHz以上が含まれていてアナライザーの表示レベルを振り切って正確な数値は分からなかったが、音自体はちゃんと拾っている。

CDとレコードで「どちらがクリアでいい音?」と言われると迷うかもしれない。表現するなら、CDは全くノイズが無いがなく音が一音一音ハッキリしていてキラキラしているイメージ。レコードはほんの僅かにノイズが乗っているが音のディティールはハッキリしていて、しっとりしたイメージ。クリアだけで言えばCDの方がよほどクリアな音だ。だが、音に疲れないのはレコードで何時間聴いていても疲れない謎がある。これらを何を持って「いい音」とすればいいやら。

 


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