スター・トレック イントゥー・ダークネス,ホームシアター,プロジェクター

スター・トレック イントゥ・ダークネス(原題:Star Trek Into Darkness)

2013年公開のJ・J・エイブラムス(J.J. Abrams)監督による「スター・トレック」シリーズ初となる3D映画。「スター・トレック」シリーズはあくまでも宇宙冒険(かつて日本のドラマ版では「宇宙パトロール」と邦題が付けられていた)映画なので、戦争を前提とした「スター・ウォーズ」シリーズと比べれば戦闘シーンが少ない。子供の頃はやっぱり戦いが見たかったので「スター・トレック」は「スター・ウォーズ」に比べて“つまらない”印象だった。異星人との交渉や折衝の方が大半を占めて、どうしようも無くなった時にやむを得ず戦闘に突入する感じだ。そのやり取りが子供心にまどろっこしく「さっさと撃っちゃえばいいのに…」と思っていた。何て野蛮なことを考える子だったのだろう。

Blu-ray仕様:本編132分、アスペクト比:2.35:1
英語:7.1ch ドルビー TrueHD(4K UHD版はドルビーアトモス)
日本語:5.1ch サラウンド
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私が所有しているのは言わずもがな3D版。やはり「スター・トレック」シリーズ初となる記念すべき3Dは持っておきたい。現在は、4K UHD版も販売されており、そちらは音声仕様がドルビーアトモスになっている。考えてみれば後からでもドルビーアトモスに編集し直せるのだから、これからは過去の映画とかも再販の際にドルビーアトモス仕様のパッケージが登場するのだろうか。この規格は標準的に広まりつつあるので、我が家でも早く導入したいが結構ハードルが高い。それを踏まえると、どこまで一般家庭で普及するのかも疑問だ。

「スター・トレック イントゥ・ダークネス」あらすじ

宇宙歴2259年。平和を謳歌する地球に、突如訪れた史上最大の危機。それは、U.S.S.エンタープライズのクルーの一員ジョン・ハリソン司令官によってもたらされた。復讐を誓い、たった一人で戦争を仕掛けてきたハリソン。地球規模の脅威を前に、若きリーダー、カークはエンタープライズを率いて、敵が潜む宇宙の戦闘地帯へと旅立つ。ハリソンの過去と復讐の真の目的とは―? 地球の存亡と引き換えに、カークが、エンタープライズのクルーが払わなければならない犠牲とは―?

(C) 2013 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
STAR TREK and related marks and logos are trademarks of CBS Studios Inc. TM, (R) & Copyright (C) 2014 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.

出演は、クリス・パイン(Chris Pine)、ザカリー・クイント(Zachary John Quinto)、ベネディクト・カンバーバッチ(Benedict Timothy Carlton Cumberbatch)、カール・アーバン(Karl Urban)、ゾーイ・サルダナ(Zoë Yadira Saldaña Nazario)、サイモン・ペグ(Simon Pegg)、ジョン・チョー(John Yohan Cho)、アントン・イェルチン(Anton Viktorovich Yelchin/Антон Викторович Ельчин)、ブルース・グリーンウッド(Stuart Bruce Greenwood)、ピーター・ウェラー(Peter Weller)、アリス・イヴ(Alice Sophia Eve)、レナード・ニモイ(Leonard Nimoy)など。

なかなか見慣れなかったクリス・パインが演じるカーク役。最近は慣れた。

あの大敵“カーン”が登場

「宇宙大作戦」時代から登場し、1982年公開の映画「スタートレックII カーンの逆襲」にも登場している。遺伝子操作を受けた改良人間であるため、頭脳・身体能力がハンパなく、ボッコボコに殴られても平然としている。しかもその血で作られた血清は驚異的な回復能力を持つ。ほぼ無敵。

そんなカーンが「スター・トレック イントゥ・ダークネス」に登場する。それが楽しみで本作を観たが以前よりも不気味さが増していた。以前はリカルド・モンタルバン(Ricardo Montalban)がカーンを演じており、80年代ヘビーメタル系のバンドマンかと思うような出で立ちだったが、ベネディクト・カンバーバッチがカーンを演じる「スター・トレック イントゥ・ダークネス」では普通の人間に見え、ベネディクト・カンバーバッチの顔つきが独特なので本作の方が返って不気味で似合っている。

スター・トレックの悪役といえば、カーン(カーン・ノニエン・シン)だろう。最大の敵はシリーズ映画を面白くする。

映像の迫力は前作を上回る

本作「スター・トレック イントゥ・ダークネス」は前作よりも映像迫力がスケールアップしている。ネタバレになるので詳細は述べないが、次作の「スター・トレック BEYOND(原題:Star Trek Beyond)」よりも映像は本作の方がストーリー的にも映像的にも個人的には好きだ。何が違うのかと言えば…映像演出なのだろうな。「スター・トレック BEYOND」の批判になってしまうが、楽しみにBlu-ray3D版を購入して観たらコケた。また機会があれば改めて紹介するが、あちらは漫画的な表現が多く全体的に映画の印象が軽い。スター・トレック映画としては個人の好みなのでどちらが良いとは言えないが、私の中では2000年以降の「スター・トレック」映画は本作が一番好き。

「スター・トレック イントゥ・ダークネス」の3Dは後付け3D

J・J・エイブラムス監督は3D映画に懐疑的。本作も初めから3Dカメラを使って撮影をしていない。もともとアナモフィックレンズで撮影したシネスコ映像のあの独特の風合いを好み、本作もアナモフィックレンズで撮影している。編集時に3Dにコンバートしたものを確認して本人も気に入り上映されている。

で、本作3D版はというと、映画「アベンジャーズ」(こちらも後付け3D)同様で3D感は上々。非常に良くできている。当然3D上映を前提として撮影していないのでフォーカスはパンフォーカスになっていないため、人物撮影時の背景はボケて奥行き感が感じにくくなるが、エンタープライズ号などが登場するシーンなどはCGがメインになるので3D感はバッチリだ。ただ本作で登場するドレッドノート級(主人公カークが搭乗するU.S.S.エンタープライズ号の約2倍程のサイズ)の新型戦闘艦U.S.S.ヴェンジェンス号が超巨大なのだが、演出上の巨大感はあっても3Dとして巨大感は感じないのが少し残念。

奥の影に見えるのが新型戦闘艦U.S.S.ヴェンジェンス。写真では分かりにくいがデカいのだ!U.S.S.エンタープライズが手前なのに小さい。

レナード・ニモイ最後の“Mr.スポック”

レナード・ニモイといえば“Mr.スポック”。長年スポック役を演じてきたレナード・ニモイは本作が遺作となる(2015年83歳没)。テレビドラマ版の「スター・トレック」、邦題が「宇宙大作戦」だった頃から“スポック”を演じてきた。スポックといえば「スター・トレック」のシンボル的存在。レナード・ニモイは前作「スター・トレック」(2009年版)に続き、本作でも“スポック”として出演している。

子供の頃にテレビで観ていたスポックだったが、彼が前作に登場した時、それまで出演することを知らなくても面影ですぐに本人と分かったくらい印象が強かった。彼を“Mr.スポック”として観ることができるのは本作が最後となる。

「スター・ウォーズ」レイア姫役のキャリー・フィッシャーといい、「スター・トレック」スポック役のレナード・ニモイといい、自身のデビュー間もない役柄をロングランの映画に恵まれて、そのまま最後までその役として演じられるは役者冥利に尽きるのだろうか…それとも、やっと解放されたことになるのだろうか。いずれにしても私の中では永遠にその役のまま心に留まり生涯忘れる事のない役者達だろう。

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私が購入したのはこちらのBlu-ray 3D版。“後付け3D”でもそれを感じさせない作りは見事。迫力の映像とカーンの不気味な強さを迫力の3Dで楽しめる。アスペクト比も2.35:1なのでアナモフィックレンズとVストレッチ機能を持つプロジェクターやプレーヤーがあればオリジナル・アスペクト比のままアナモフィックレンズを使った迫力の3D映像が楽しめる。アナモフィックレンズを通した映像は更なる立体を感じさせる独特の映像。ストレートで観るよりも味がありクセになる。

長年スポック役だったレナード・ニモイは亡くなっているが、次世代の“スポック”、ザカリー・クイントは十分はまり役だと思うので2003年以降の新制スター・トレックとして長く続いて欲しい。


「スター・トレック イントゥー・ダークネス」は現在(2018年5月8日時点)でAmazonプライムビデオに登録されているのでAmazonプライム会員の人は無料で視聴することができる。プライムビデオとしては期限があるので会員なら無料で視聴できるAmazon“プライム”ビデオで観るなら今のうちに。U-NEXTは有料orポイントで観ることができる。NETFLIXは本作はラインアップされていないが、代わりにテレビ・ドラマシリーズの初代「スター・トレック」(邦題:宇宙大作戦)から歴代シリーズを通して観ることができる。また、現在NETFLIXではオリジナルの「スター・トレック ディスカバリー」(シーズン1)も放送している。かなりのハイクオリティ。

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