マックス・スティール,ホームシアター,プロジェクター

マックス・スティール(原題:Max Steel)

2016年公開のスチュワート・ヘンドラー(Stewart Hendler)監督によるヒーローものアクション映画。もとはアメリカのマテル(Mattel)社のアクション・フィギュアシリーズを映画化したもの。U-NEXTで「おっ、ヒーローっぽい映画がある」と見つけて鑑賞。画も綺麗そうだが、あまりこの作品について話を聞いたことがない。無料視聴できるし取り敢えず観てみようと上映スタート。…途中で止めようかと思ったが結局は最後まで観てしまった。いつ盛り上がるのか、もうそろそ盛り上がるのかと期待して観ていたら映画が終わってしまった…。ん〜〜…面白い部分もあるけど、全体的にヒーロー映画な感じがしない。元々のアクション・フィギュアの背景や設定もよく知らないのでこういうものなのかな。

Blu-ray仕様:本編92分、2.4:1
英語:5.1ch DTS-HD Master Audio、日本語:5.1ch DTS-HD Master Audio
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こんなにも内容がフワフワ・モヤモヤしたヒーロー映画はなかなかお目に掛かれないかもしれない。CG合成などの映像技術はそれなりにしっかりしていると思うのだが、こういう映画にしては何もかも規模が小さい。何故かスカッとしないモヤモヤとした気持ちが止まらない。

「マックス・スティール」あらすじ

16歳の少年マックス(ベン・ウィンチェル)はある日、手からコントロール不能なエネルギーが放射される不思議な体験をする。その後出会った空飛ぶ地球外生命体スティール(声:ジョシュ・ブレナー)と一体化することにより、超人的なパワーを発揮できることを発見。戸惑いながらもヒーローとしての運命を受け入れたマックスは、幼い頃に亡くした父ジムの死の背景を探るため、ジムが勤めていた研究施設に潜入する。父のパートナー、マイルズ博士(アンディ・ガルシア)の力も借りて、マックスは邪悪な陰謀の真相に近づいていく――

© 2018 SONY PICTURES DIGITAL PRODUCTIONS INC. ALL RIGHTS RESERVED.

出演は、ベン・ウィンチェル(Ben Winchell)、ジョシュ・ブレナー(Josh Brener)[声]、アナ・ビジャファーニェ(Ana Villafane)、アンディ・ガルシア(Andy Garcia)、マリア・ベロ(Maria Bello)など。

見終わった後、「マックス・スティール」を知らなかったので調べると…

日本ではほとんど聞いたことがない「マックス・スティール」は海外ではどうなのかと思って調べたら、まずは冒頭でも書いた通り、玩具メーカーであのバービー人形を作っているマテル(Mattel)社が販売しているアクション・フィギュアだったことと、インターネット・ムービー・データベース「IMDb」では評価が4.6/10だったこと。そして、有名な映画評価サイトであるロッテン・トマト「Rotten Tomatoes」では、なんと0%。…ゼロってあるのだな。ロッテン・トマトは肯定的評価か、否定的評価でいずれかに二分するのでそのまま点数ではないが、「ゼロ」という数字を見るのはなかなか無い。この貴重な数字をみたらもう一度、本作「マックス・スティール」を観たくなった。

出演がアンディ・ガルシアしか知らないが演者はそれほど悪くない

主人公のベン・ウィンチェルにしろ、アナ・ビジャファーニェにしろ、アンディ・ガルシア以外に私は知らなかった役者ばかりで構成されている。制作費の問題で話題になりそうな有名な役者を使えなかったのかもしれないが、出演している役者はそれほど悪くない。演技がヘタなら映画の低評価につながる事も考えられるが、スター・ウォーズのアナキン役時代のヘイデン・クリステンセンよりは余程いい。

マックスの手からエネルギーが放出される。モヤモヤとしたものがエネルギー。


エネルギーがコントールできず、全身から放出。誰か止めてあげて。

ヒーロー映画として盛り上がらない

演者よりも、ヒーロー映画としての話の展開が今ひとつ盛り上がらない。地球外生命体“スティール”と、本題とはそれほど関係のない会話も多く、ただただ時間を消費している。スティールは明るく子供にも好かれそうなキャラクターなのだが、段々鬱陶しくなってくる。この鬱陶しさは何かを彷彿させるキャラクターだなと思ったら「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」のジャー・ジャー・ビンクスだ。キャラクター性もしゃべり方も全然違うが、時間の限られた映画として話を進めて欲しいときに、要らない会話や動きをして時間を取られるイライラ感が同じ。キャラクター作りや設定としてはベタだが上手く作れば面白くなりそうな映画なだけに、もったいない気がする。

地球外生命体“スティール”。話も説明的でありながらよく脱線し、うるさい。ちゃんと説明してくれ。

期待を込めながら、「そろそろ盛り上がるかな…」、「もう、そろそろ盛り上がる頃やろ…」、「ここか、ここで盛り上がんのか、…ちゃうんかい!」と、観ていたら上映時間が92分なんて気にも留めていなかったから映画が終わってしまった。地球外生命体の“スティール”が無駄に喋り過ぎるからヒーローとして活躍する時間が無くなったとしか思えなくなる。そして音や音楽も盛り上がらない。以前紹介した「パワーレンジャー」の方がまだ盛り上がる部分がある。

この映画全編に渡って「盛り上がりきらない」というのがこのヒーロー映画としての評価につながる全てな気がする。…だから、モヤモヤする。小さいお子様向けかと思うが、複雑では無いにしろ話の分かりにくさは大人向け。結局はどっちつかずになっている。子供はそれなりに楽しめそうなので子供と一緒に観て、お父さんにでも後から補足説明してもらい、そこで親子のコミュニケーションを生み出す映画としてはいかがだろう。こういうのを観ると日本の変身ヒーローものって凄いのだなと思う。

 


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Blu-rayの商品紹介をしておいて言うのはどうかと思うが、これはまずレンタル視聴をオススメする。元からマックス・スティールを知っていて好きな人や、こういうヒーローものをコレクションとしている人なら。
記事では紹介していないが、ヒーローものには必ず登場する同世代のヒロインもちゃんと存在する。ただ、凄いぞんざいな扱い。登場させる意味すら疑問になってしまう。あと、戦っている最中にマスクの中の顔をアップに映すのはマーベル・コミック・ヒーローの実写版「アイアン・マン」の影響か。アイアンマンの場合は計器類の状態が一緒に画面に映るので意味があるが、こちらは特に意味を感じないし、外からでもうっすら顔が見えている。本作だけではあまりにも半端すぎるので続きを製作するのだろうか。いや〜…ロッテン・トマトで0%だもんなぁ。

「マックス・スティール」は現在(2018年5月25日時点)、U-NEXTで「見放題」に登録されているので無料で観ることができる。現在もロッテン・トマトで0%をたたき出している「マックス・スティール」。0%って逆に気になるようなら是非。本作が「見放題」として登録されているのは期限があるのでお早めに。Amazonプライムビデオに登録されていないのでレンタル(字幕)版のみ。NETFLIXは現在登録されていない。

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