「家キネマ。」は映画、ホームシアター系のブログながらアクション・フィギュアとは何だかブログの趣旨がブレる気がするが、子供の頃から好きな映画「スター・ウォーズ」つながりという事でご容赦願いたい。「スター・ウォーズ」の中でも1番好きなキャラクター「ダース・ベイダー」に関する事なので内容的にはかなり熱くなってしまっている。「ムキになっている」といってもいいくらいだ。そのため、このブログのホームシアターをメインとした読者様を置き去りにしてしまう内容かも知れないが、少し興味のある人や、私と同様に「ちょっと改造してやろう」と考えている人には何かのヒントになれば幸い。ただ数年前のフィギュアなので新鮮さには欠けるが…。
Contents
- ずっと放置していたHOT TOYS(ホットトイズ) 1/6スケール ダース・ベイダー
- HOT TOYS(ホットトイズ) 1/6スケール ダース・ベイダーはそれなりの出来だが、プロップとは程遠い
- 改造過程を掲載する予定が…
- 何と言ってもプロポーションが違いすぎるが、どうしようも無い悲しさ
- 見た目のプロポーションを近づける
- 一見よく出来たマスクやヘルメットも微妙に違う
- ダース・ベイダーのマスク形状の修正
- ダース・ベイダーの目にひと工夫
- ダース・ベイダーのマスク頭部頂点と首、ヘルメットを少し削る
- ダース・ベイダーの着色とウェザリング
- ローブのワイヤーを抜いて、ケープにはアイロンがけ
- HOT TOYS(ホットトイズ) ダース・ベイダー エピソード4/新たなる希望 バージョンの完成
ずっと放置していたHOT TOYS(ホットトイズ) 1/6スケール ダース・ベイダー
4年前程に購入したものの、ずっとクローゼットにしまってあったHOT TOYS(ホットトイズ)製のムービー・マスターピース、1/6スケール アクション・フィギュア「ダース・ベイダー エピソード4/新たなる希望」バージョン(2015年11月発売/定価税込み¥39,000。ちなみに私は当時2万円台半ば程で新品購入)。
何故、今までしまってあったかと言うと…私はフィギュアのコレクターではないが「スター・ウォーズ関連のフィギュアを1体くらいは持ちたい」と貯めていたお小遣いをはたいて購入したものの、箱から取り出してしげしげと観察しているとプロップ(映画で使用する衣装や道具の事。ダース・ベイダーで言えば衣装はもちろんマスクとかヘルメットとか演者がダース・ベイダーとして身につけてるもの全てを指す)と細部のディテールやプロポーションの違いが気になってしまい、今まで飾る気にならなかったのだ。
今までは、高価なフィギュアのため改造する(メスを入れる)勇気が沸かず、かといってこのままクローゼットに箱ごと放置しておくのはあまりにももったいないので、やっと重い腰を上げて改めて取り出し飾れるように改造することを決意。珍しく、家電量販店のオーディオ・ビジュアルフロアではなく、模型フロアに足を踏み入れた。こんなに長時間にわたり模型商材を吟味するのは中学生以来な気がする。
HOT TOYS(ホットトイズ) 1/6スケール ダース・ベイダーはそれなりの出来だが、プロップとは程遠い
このHOT TOYSの「ダース・ベイダー」はノーマルでもそれなりによく出来ている。ダース・ベイダーのディテールやプロポーションにそれほどこだわらない人からすると、一見しただけなら優秀なアクション・フィギュアだと個人的には思う。だがしかし、スター・ウォーズ・ファンであり、中でもダース・ベイダーのファンとしてはプロップの縮小版と考えると似ても似つかない形状とプロポーションをしている。気になる(気に入らない)所が多々あるので全てを改造できなくても、自分の思っているプロップのイメージや理想の形に少しでも近づけようと今回、以前からの構想(頭の中でシミュレーション)していた改造計画を実行したのだ。基本的な模型用工具は物持ちが良いのか、あまり使用していないせいなのか以前からの工具がある。あとは今回の改造に必要なモノを買い足せば済むので改造自体にはそれほどお金は掛からないだろう。せいぜい下地塗料(サーフェイサー)とカラー塗料、プラ板とプラモデル用のパテを購入するくらいか。
追記:本製品はABS樹脂製品のため、何の下地準備をせず通常に上から塗料を塗ると、塗料に含まれている溶剤でヒビ割れや破損する場合があるので、必ず本製品の表面に残っている僅かな油分などを水やぬるま湯で洗い流してから下地材(サーフェイサー)などを数回に分けて塗布してから溶剤に対応できる皮膜を作り着色するようにする。薄く塗りたいからと溶剤を多めに含めるのもNG。コンプレッサー(スプレー)塗装なら薄く複数回(着色、乾燥の繰り返し)に分けて塗布する。筆塗りならドライブラシの要領で薄く塗り重ね、複数回(着色、乾燥の繰り返し)に分けて塗る。ABS樹脂製品を一度に厚塗りすると、ヒビ割れや強度低下、最悪は破損に繋がるので注意が必要。私は下地材の食いつきを良くするために水洗いの後、一度、着色面積が多いパーツには1200番のペーパー掛けを行った後に下地材を複数回に分けて塗布した。塗料はGSIクレオスの水性カラー Mr.Hobby アクリジョンを使用。
改造過程を掲載する予定が…
「よっしゃ!お高いフィギュアにメスを入れるのは怖いけど、久々にプラモデル感覚を堪能しよう!改造するで!………………ホンマにするで!? …ええんやな!?」と、意気込みなのかどうなのか良く分からない気合いを入れつつ、どうせなら改造行程をブログに掲載しようと考えて作業を始めたものの…つい、夢中になりすぎて途中経過の撮影をスッッ…ッカリと忘れてしまった。もし、改造行程を期待していた人には申し訳ない。少しだけ自分自身の確認用で記録程度に撮影していた部分もあるが、スマホで小さいパーツを撮ったためピンボケ画像を大量生産してしまった…。踏んだり蹴ったりだ…。そんな本来掲載できないようなメチャクチャな写真だが、多少でも写りのマシな写真だけでも掲載しつつ、作業工程がほぼ文章での説明になってしまうが紹介していこう(完成写真はもちろん撮っている)。
何と言ってもプロポーションが違いすぎるが、どうしようも無い悲しさ
これはアクション・フィギュアのメインとなる素体の形状なのでドウしようもない。私程度の素人模型技術レベルではどうにもならない。エピソード4にあたる第1作目の「スター・ウォーズ」に登場するダース・ベイダーを演じているのはデヴィッド・プラウズ(David Prowse)。ボディビルをやっていたということもあり体格がよく、さらに身長が198cmもあり手足も長い。ダース・ベイダーの衣装を着るとブーツとマスク、ヘルメットにより優に2メートルを超える。このアクションフィギュアの素体形状もマッチョ体型だが、スクリーンのダース・ベイダーと比べると手足が若干短い。あと、スクリーンではダース・ベイダーの衣装を着た状態をみるとチェストアーマーの形状により少し“なで肩気味”に見える。少なくとも“いかり肩”ではない。これを実現するにはチェストアーマーの形状を改造すれば何とかなりそうに思うが、アクション・フィギュアのためボディと頭部との接合(ボール・ジョイント)があり、首元の高さを変える改造は難しい。かと言って肩を現状より落とすのはさらに難しいので、この部分は諦めることにした。また、衣装のケープ(マント)に厚みがあり、これが肩に掛かると、どうしても必要以上に肩の厚みが増してしまい、キレイな肩が表現できない。
見た目のプロポーションを近づける
まずはノーマル状態のダース・ベイダーを観察して、プロップと違う場所をチェック。おかしな箇所は何が原因でおかしく見えるのかを考えて、どのように改造するか、また、どのように進めるかを決めていく。…と、いうことを購入した4年程前に考えていたが、冒頭で述べたように勇気が湧かず現在に至ってしまったのだ。さて、改めてみてみよう。
©HOT TOYS JAPAN CO., INC. https://www.hottoys.jp/home.html
©HOT TOYS JAPAN CO., INC. https://www.hottoys.jp/home.html
ノーマル状態のチェストボックスとベルトの位置、股間のプロテクターの位置はあまりにもおかしい。それらの各パーツが全て下がりすぎているために頭身がおかしく見え、頭でっかちな短足スタイルで滑稽に見える。決して「8頭身のモデル体型」ではないが、さすがにこのままではまるで子供がダース・ベイダーの仮装をしているようだ。これらを改善するにはアクション・フィギュアという特性上、各パーツは取り外せるため正しい位置に付け替えるだけなので比較的簡単な作業だが、チェストボックスだけはチェストアーマーがあるため理想の位置まで上に上げられない。そこで元から若干前側が長くみえるチェストアーマーの下部を少し(0.5mm〜1mm未満ほど)削ってチェストボックスを上に上げた。このわずか数ミリの微妙な差なのだが、1/6スケールほどに小さくなるとミリ単位でバランスは変わる(小さいといってもフィギュアの身長は30センチ以上あるが…)。さらにノーマルのベルト位置は下がりすぎているのでチェストボックスとほぼ間隔を空けず、腰を曲げると当たりそうなくらいの位置に留め直す。股間のプロテクターはベルトのすぐ下に引っ付けるぐらいの位置。股間のプロテクターは何故か“ふんどし状”になっているので股下に通るベルトを排除すればスクリーンで観るダース・ベイダーと同様の位置に上げることが出来る。この“ふんどし状”のプロテクターに合わせてベルトなどのパーツを配置するからプロポーションがおかしく見えるのだ。上から位置決めをすれば良い感じになる。最後にチェストアーマーが胸部に平たくペッタリとひっつきすぎているのでボディとの間にプラ板を挟み込みアーマーの胸部が少し前にせり出すように加工。こういったパーツの付け替えだけでも「ダース・ベイダー」のプロポーションは随分と正しく見えてくる。
インナースーツ(ジャンプスーツ)も根本的には違うのだがこれは当然、生地が違うのでどうしようも無い。ダウンコートのように少しモコモコした感じも気になっていたら同じ1/6スケールでもSIDESHOW(サイドショウ)製の方がまだイメージがいいので、こちらも安くヤフオクで出品されていたので本体ごと落札。本当はスーツだけで良かったのだが、パーツ出品がなかったので結果的にダース・ベイダーがSIDESHOW製と合わせて2体になってしまった…。スーツの色がややグレー色っぽいが、ケープとの色味バランスを考えたらこちらの方が結果的には劇中に近くなる。
しかし…
今回改めて取り出して愕然とした。このSIDESHOW製のスーツ、合皮の質が悪く経年劣化でボロボロになる素材のようだ。数年前にヤフオクで中古を落札した本製品、数年たった今では既に肘や膝部分が動かすたびにボロボロ剥がれだした。ポーズを決めてディスプレイしたらほぼ動かすことはないと思うが、動かすたびに映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の様に“指パッチン”されたがごとく、ボロボロと粉のようにスーツ表面が剥がれ落ちるのでこのスーツの使用を諦めた。スーツが使えないことでSIDESHOW製のダース・ベイダーの落札は完全に無駄遣いになってしまった…。かなりのダメージ&ショックだが、後悔したところでスーツの“指パッチン劣化”は止められない。気を取り直して次にいこう。
グローブはアクション性を重視するために手の甲までと、数種類ある表情がついているハンドパーツとが別パーツになっており、ハンドパーツの手の甲とマジックテープで留められる仕様になっている。しかし、これではプロップとは形状が大きく違ってしまう。ハンドパーツ自体も何だか骨張って見えるのでグローブというよりただの「黒い手」に見える。ブーツは本来つま先がラウンド状なのだが何故かスクエア状になっている。足元が違うのは結構致命的だ。さすがにグローブや靴を自作するのは無理なので別パーツを購入した。色々検討した結果、同じHOT TOYS製ダース・ベイダーでも「ローグ・ワン」バージョンでは手首の可動は出来なくなるがグローブも一体化されて付け替えられる手の表情のバリエーションもある。ブーツは一体型でも足首が可動でき、つま先もラウンド状になっているので、ヤフオクでパーツ出品を落札して付け替えた。
他には、ベルトのバックル部分の円状のものが、光沢はあるものの平面的になっている。プロップは同心円っぽいヘアライン仕上げで光が当たると放射状に光るのだがこれを再現するのはアルミかステンレスで同心円に見える薄いボタン形状のものを作らないといけない。友人に旋盤加工でも出来る人が居れば頼みたいところだが、あいにくそんな都合の良い友人は居ないので工夫とペイント技術でなんとかそれっぽく表現してみる。
「ここまで来たら、後は顔の造形だけ」と思ったが…購入して初めて取り出したとき腕が身体に沿わなかったことを思い出した。このフィギュアの素体は体格が良く、腕も太い。ダース・ベイダーのスーツを着ていると二の腕が太すぎて、ノーマルのままでは腰に手を当てるなどのアクションポーズなら問題にならないが、普通に腕をダランと下げたポーズが取れず、どうしても腕が若干「ハの字」に開いてしまう。そのせいでケープも常に開き気味になってしまう上に、ダース・ベイダーが妙に腕に力が入った状態で、何だか常に緊張した状態に見える。これを解消するために二の腕が接触してしまう脇下まで覆っている胸部のラバーパーツを腕がなるべくボディに沿うことができるよう脇下(人体でいう広背筋から前鋸筋にかけて)の部分をニッパーでカットした。少々手荒な作業だがスーツを脱がせて裸にしない限り見えることはないし、裸にして飾ることは絶対にないので全く問題なし。
一見よく出来たマスクやヘルメットも微妙に違う
フィギュアを見るとき、「似ているか、似ていないか」を判断する際に一番最初に見てしまう顔。ダース・ベイダーで顔というとマスクとヘルメットに当たる。この1/6サイズのダース・ベイダーとしてはよく出来ている方だ。ダース・ベイダーのマスクは当然、無表情なのだが、どこか人間的な表情と味わいがある。それを実現しているのがプロップでもアシンメトリー(左右非対称)になっているマスクの形状。右頬骨は下がり気味になり、左頬骨は上がり気味になっており、さらには色も左右非対称に塗り分けられている。これが今ほど高性能ではない撮影カメラや照明で撮影された一見黒ずくめに見えるダース・ベイダーが視聴者には表情や立体感を覚えさせる。HOT TOYS製のダース・ベイダーはそれを表現できているのでダース・ベイダーとして観察しても違和感がないように見える。だが私には不満が残る。一見よく出来ていて良さそうに見えるが詰めが甘い。微妙で非常に細かい事だがトータルすると表情は随分違って見えてしまうのだ。人間でもホクロの位置ひとつ違うだけで、「どこが」とは気づきにくいが何だかイメージが違って見えるのと同じ事。ヘルメットも非常によく出来ていると思うが、全体のバランスで見ると微妙だが若干長く見える。ヘルメット裾側(特に後部)も僅かに長く見え、厚みも薄い。
ダース・ベイダーのマスク形状の修正
私から見て大きく違和感を覚えるのは目と鼻。あと、頬骨から目にかけての傾斜形状なのだが…これは説明するのが難しい。少なくとも目頭下はノーマル形状ほど段差はなく、もう少しなだらかであるべき。目は大きく見開き過ぎている。鼻に当たる部分の少し奥まったシルバーのパーツ部分が随分と前にせり出している。実際はノーマル状態よりはもっと奥に位置している。口下部(三角形の底辺部分)の形状も若干HOT TOYSの造形は間違っている。しかしココをイジると口のグリル全てを取り替えることになってしまうので、そのまま置いておく。
まず、頭部パーツはマスクとヘルメットが接着剤で留まっているのでこれを力ずくで取り外す。ヘルメット全体を手で包む様にしながら、マスクの首元を持って力を入れながらクネクネすると、固まった接着剤剥がれる「ペキ…ペキ…」という音が小さく鳴るが、無事割れることなくヘルメットとマスクを分離することが出来た。次はマスクを前後に分割。初めに口先まで伸びているパイプ状の下側部分が後部パーツまで伸びて長方形の切り欠きと接着剤で繋がっているので上部のパイプの長さと同じ位置でカットして取り除いた。プロップでも同様になっているので元から必要無い。マスク前後のパーツは接着剤で留めてあるので、なるべくヘルメットで隠れてしまう箇所にカッターナイフを差し込み、隙間ができたらヘラを突っ込んでテコの原理の要領で少しずつ位置をずらしながら分離。分離の際に小さなダボが1つ折れてしまった…。まぁ、どうせ再度接着するし、しかもヘルメットでほぼ隠れてしまう場所なのであまり目につくところではないから問題にならないだろう。…分離は慎重に。
予めシルバー部分に着色されている鼻のパーツは幸い別パーツになっているのでマスクの裏側から接着面を削り(裏側から削るので鼻のパーツの位置は良く確認して)、パーツを分離してシルバー色に着色されているところが凹んだ形状になっているでフラットに削ってから、前から見て少し後方へ移動して固定。頬骨形状から目頭に掛けてエポキシパテ(造形用のパテ)で形状を修正。目の形状もノーマルは大きく見開きすぎているので若干細くし垂れ気味に変更。横溝のある目と目の間(眉見下)の幅がやや太いが作業に失敗すると目の間隔まで変わってしまいそうなので今回はそのまま。また、溝の間隔が一定になっているが、本来は一番上の溝の位置だけ他と違い、他とは少し間隔をあけて溝が入っているのだが、ここは最終的にヘルメットで見えづらい位置になるので今回は無視した。他にも細かいところで沢山気になる所はあるが、イメージを近づける程度にとどめ、どうしても気になる箇所だけをエポキシパテで造形。エポキシパテが硬化したら削り出し。通常のパテで補修しながらヤスリで細かく仕上げていき、サーフェイサーを吹き付け、ヒビのチェックや形状のチェックの繰り返し。少し気が遠くなったが、何とか自分で妥協できるマスク形状に完成させた。
ダース・ベイダーの目にひと工夫
EP4のダース・ベイダーの目は演者(デヴィッド・プラウズ)が外を見えるようにするため、他のエピソード版より色がこげ茶色でありブラウン系の濃いめのサングラス程度になっている。劇中でもライトの加減で目が見えてしまう程だ。EP4に話が繋がるスピンオフ作品「ローグ・ワン」に登場するダース・ベイダーの目は赤すぎる。確かにその方が悪役っぽさは強調できていると思うがEP4のダース・ベイダーと比べると赤すぎる。あれではまるでハエの化身ようだ。EP4でも赤く見えるが実際は濃いブラウン色のこげ茶。映り方によっては確かに赤っぽく映る。このフィギュアもそれを再現して濃いブラウンのクリアパーツが使用されているのだが、残念ながらノーマル状態では頭部内部が真っ黒になるのでわかりにくい。そこで光が当たったらクリアパーツが濃いブラウンと分かるように、頭部パーツの中に光を反射させるためシルバーのパーツを入れる。ただ銀紙を内部に組み込むだけでもいいのだが、それでは面白くないので、デヴィッド・プラウズの目の周辺をエポキシパテで造形再現し、それをシルバーで塗装して内部に組み込んだ。先に言っておくが、外からはほぼ見えないのでここまでする必要は全く無い。
ダース・ベイダーのマスク頭部頂点と首、ヘルメットを少し削る
長く見えるヘルメットは頭部側を0.5mm程削って短くしたいところだがこれはヘタに触るとバランスが崩れてしまいそうな上、半球体の修復は難しいので、こちらは手を加えずに諦めた。もう1つ気になっていたヘルメットの裾の長さ。こちらは下部側面から後部側にかけて長さを調整。側面を0.3mm程削りながら、なだらかに後部にかけて最大およそ1.5mm程削りヘルメット全体が短く見える様に手を加えつつバランスを取った。ヘリメットの厚みも薄いが、内側をプラ板などで肉厚にするとマスクからのヘルメット裾までの距離感が変わるし、逆に外側を肉厚にして滑らか球体にするのは高度なテクニックがいる。なのでここはバランスが崩れそうなので見送った。
ヘルメットを被ったとき、EP4当時のマスクの見え方やバランスをみると浅く被っているように見えるので、EP5やEP6くらいのダース・ベイダーに見えてしまう。ヘルメットの被り方が浅いのでマスクの“まぶた”に相当する部分が全て見えてしまっている(EP5,EP6のダース・ベイダーはそれぞれヘルメットの形状が微妙に違うのでそのように見える)。これを解消するためにマスク頭部頂点とヘルメット内部を削り、1.5mm〜2mmほど深く被れるようにした。また、マスクからひと繋がりになっている首がやたらと長いので少し短く削った(首は映像と見比べながら削ったので何ミリ削ったか分からない…)。
ダース・ベイダーの着色とウェザリング
手を加えたダース・ベイダーのマスクとヘルメットに着色をする。使用した塗料はガンプラでもお馴染み(?)のGSIクレオスの“Mr.カラーHobby アクリジョン”から「シルバー」と「ブラック」と「黒鉄色」をプロップ通りに三色で塗り分けたものをベースに、さらにシルバーと黒鉄色をシルバー3:黒鉄色7で混ぜた「シルバー寄りの黒鉄色」を、黒鉄色のエリアに薄く若干色ムラができる様に上塗りした(ドライブラシ塗装)。色ムラは、劇中のEP4のダース・ベイダーは汚い…というと語弊があるが、EP5やEP6の様に綺麗にツルツル、テカテカしていない。実際に手作りなので手作り感満載のプロップなのだ。私はこのダース・ベイダーが一番好きなので全体を下地としてサーフェイサー(1000番)のスプレー缶で塗布し、軽くペーパー掛けを行った後に全体を黒でスプレー塗装したがそれ以外のシルバーや黒鉄色はスプレー塗装をせず、筆塗りで敢えて少しムラが出来るように着色した。あと、黒の部分にも若干のウェザリング塗装を施し、さらにベルト両サイドのボックスやチェストボックスなどにシルバーの禿げ塗装を施した。チェストアーマーは衣装で見えなくなる部分だが色分けが間違っている。帝国の逆襲版のように黒とシルバーでストライプなっているが肩側から最初の黒の帯は本来シルバー色なので正しい色分けに塗り直した。元から着色されているシルバー色は若干落とすくらいペーパー掛けし、ヘルメットも塗装後に敢えて1200番のペーパーで適当にヤスリ掛けして若干光沢感を減らすことで、あの少し汚いEP4のダース・ベイダーらしい手作り感にした。
SIDESHOWはライフサイズのダース・ベイダーはいいが、あんなモノ置けない。
ローブのワイヤーを抜いて、ケープにはアイロンがけ
HOT TOYS製の1/6スケール「ダース・ベイダー/EP4」のローブにはワイヤーが仕込まれている。ローブの裾の形状をなびかせた形状にした場合を保つためなのだろうが、ワイヤーが入っているために真っ直ぐにしようとすると反ってローブが変にうねる。私は大きくアクションポーズを取らせたダース・ベイダーを飾ることを考えておらず、EP4ではアクティブだがダース・ベイダーは静かに立っている方が反って威厳と迫力があるように思うので、ローブもケープもできるだけ真っ直ぐにストンと落ちている方が個人的には好ましい。ダース・ベイダーを真っ直ぐ立たせた時にローブだけがうねっているとヘンなのでワイヤーは必要無いとローブから抜き取った。また、箱から取り出した時にケープに横シワが目立ったので、アイロンを掛けて伸ばすのだが…、さすがにアイロンがけは私よりも妻の腕ほうが数段上なのは確かなのでお願いした(ちゃんと素材を確認し、“当て布”しながらアイロンをかけてくれた。あのまま私がやっていたら危なかった…)。
HOT TOYS(ホットトイズ) ダース・ベイダー エピソード4/新たなる希望 バージョンの完成
色々と手を加えたパーツを付け直してHOT TOYS製1/6ダース・ベイダーEP4バージョンのウチキネマー・カスタムが完成。
少し雰囲気を出して撮影。
ライトの色を変更して撮影すると「ローグ・ワン」風に…。
今回手を加えたことで自分なりに納得して飾れるくらいにはなった。ノーマルと比較すれば随分、あの手作り感のある決してピカピカ、テラテラしていないEP4のダース・ベイダーの雰囲気は出ているのではないかと。
色々とまだ不満はあるが手の施しようがないところもあり、しかたが無い。もう数ミリだけ素体の手足が長ければバランスはさらによくなると思う。腕や脚にプラ板を挟み込んで伸ばすことも考えたが、それを行うことにより今度はローブやケープが寸足らずになるともう私には手に負えなくなるので、この辺りで妥協するしかない。
「スター・ウォーズ/EP4」を観ながらフィギュアのダース・ベイダーを眺めると、ついプロップとの違いを見てしまう。あ、脛当てのプロテクターがローグワンのままだったのを撮影後に気づいた…。後でEP4バージョンに付け替えよう。ローブとケープをもっと真っ直ぐ下に流れる様にしたい。ケープに重りでも入れてやるか…。あぁ、キリがない。まぁ、一旦はこれくらいでヨシとしておこうか。
大変参考になりました。
ホットトイズのベイダーたしかに身体のバランスおかしいですよねね。
私のも同じ仕様にしてもらいたいです。よく研究されてますね。
ゆうきさん
ありがとうございます!
基本的に「家キネマ。」はホームシアターや映画に関するブログなのでこのエントリーにコメントが付くとは思っていなかったので嬉しいです。
何か私が「必死」になり過ぎて今文章を読み返すと何を書いているのか良く解らない文面になっていますね。すみません。お目を通していただき感謝です。
ホットトイズのダースベイダーのバランス、おかしいですよね! いや〜同意していただける方が居てホッとしました。今はローブとケープに少し鉛を入れて比較的真っ直ぐに流れるようにさらに改良を加えようとしています。そのさらに改良を加えた写真をまたこちらに上げるかどうかは、このブログに「ホームシアター」を期待している人にとってはどうでもいい話なので検討中です。