マランツ SR8012,ホームシアター,ドルビーアトモス,AVアンプ,AVレシーバー

マランツ SR8012 初めての音出し。Audyssey®の実力

マランツ SR8012の設置とセットアップも完了し、Audyssey®による自動音響補正だが音の調整とバランスも一通り終わった。今後少しずつ好みに合わせてイコライザーなどで調整し、各種項目の効果などを確認しつつ音を詰めていくとして、一度自動測定&補正された「Audyssey®」セットアップ後そのままの音も確認しておきたい。

テストに使ったのは「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」4K UHD版ディスクと、お馴染みの「トランスフォーマー/最後の騎士王」2D Blu-ray版。両方とも収録音声がドルビーアトモスなのでトップ(天井)スピーカーではない、フロント・ハイト・スピーカーによるドルビーアトモスがどの程度のモノかも気になる。

まずは、「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」4K UHD版。本ディスクはドルビービジョンでのHDR及び、ドルビーアトモスでサウンドが収録されている。再生プレーヤーであるOPPO UDP-203は現在、ドルビービジョン再生ではVストレッチができない(アスペクト比の変更ができない)のが残念仕様。ファームウェアで対応を期待している。そういう理由でドルビービジョン再生はアナモフィックレンズを固定したプロジェクターで投影するとヨコ伸び(×1.33)の画面になる。今回はサウンドだけがメインなのでこの際目をつむる。

ギュン!という音と共に後方に抜ける音が気持ちいい。ドルビービジョンなのでVストレッチが効かずヨコ伸びの映像になっている。

「うぉ!何だこの音は!」と思わず唸る程これまでと全然違った。素人耳の私でも判断ができるほど。YAHAMAのRX-V767でもそこそこいい音が鳴っていたし、価格相応でそれなりに満足していた。マランツのSR8012はショップで聴いていても周りの音があるにも関わらずクリアな音で、私程度の耳レベルでもその当時使っていたYAMAHA RX-V767と比べて明らかに良い音だなと感じていたが、静かな自宅で聴くとこれが全くイメージが違う。解像度の高さはもちろん、S/Nの良さとサラウンドの定位感が今までに比べるとハンパない。YAMAHAとマランツで音作りが違うからそう思うのか、それとも7年間でAVアンプという機器はとんでもない進化を遂げていたのか…。正直驚いた。あまり間を開けずにAVアンプのアップグレードを繰り返している人は多分そこまで驚かない事なのかも知れない。完全に私が“浦島太郎”状態。

映画の冒頭、ボーが操縦するXウィングがスター・デストロイヤーに一人突撃し砲台を次々と破壊するシーン。Xウィングが飛び抜けるカットで音が後方に抜ける感じや、シーンの背景に流れる音楽はフロントスピーカーからメインでは鳴っていない(サラウンド・スピーカーから流れる)など「このシーンではこんなに音が飛び交っていたのか。実はこっちから音が鳴っていたのか。」と、これまでの「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」のサラウンド音イメージが、私の中でどんどん覆っていく。少なくとも背景に流れる音楽の方向イメージとしてはIMAXで観た時に近い。

背景に流れる音楽って実はフロントチャンネルがメインで鳴っていない事実を知る。

クロスオーバー周波数が各スピーカー毎に設定できているのもかなりサラウンドの明瞭感に貢献していると思う。これまでは120Hzのクロスオーバーに統一されていたので、どのチャンネル(スピーカー)から音が鳴っても低音を含んでいればサブウーファーから音が出ていたので、比較的渾然一体となっている部分がややあったが、これがスッキリとして定位感とサラウンドの明瞭感を引き出している。

次に「トランスフォーマー/最後の騎士王」を再生。こちらもBlu-rayだがドルビーアトモス仕様。主人公のイェーガー達がドローンに追いかけられるシーン。建物に逃げ込んだ先で吹き抜けの天窓からドローンが侵入してくるカット。フロント・ハイト・スピーカーながらドルビーアトモス効果はそれなりにあるようだ。ガラスの破片が降り注ぐカットではカメラアングルが天を仰いでいるので、アトモス効果のために撮影されたような“いかにも”なカットだが、キラキラと破片が光りながら音と共に落ちてくる。

ガラスが降ってくる音が、それなりに上方から聞こえる。面白い。

やはり実際にトップスピーカーを設置するより効果は薄いのだろうが、それでもそれなりに聞こえて面白い。イネーブルド・スピーカーを設置するのとでは、どちらが効果が高いだろうか。まだ先にはなるが今後の設置が楽しみだ。

こちらの映画もサラウンド感がハンパない。腹に響くサブウーファーとクリアに聞こえるサラウンド音がさらに没入感を強くする。マランツのAVアンプは低音が弱いとか、大人しいと聞いたことがあったが…そんな心配は杞憂に終わった。メチャクチャ低音がドカンドカン出ている。オープニング、パラマウントのロゴが表示された時、ロゴマークの山を越えて隕石の様に火の玉が飛んでくるがその時の音たるや、地響きしそうな程だ。日中だったが思わずボリュームを下げた。

フロントスピーカーのJBL S3100のインピーダンスが6Ω。マランツ SR8012の定格出力が175W(6Ω)。以前のYAMAHA RX-V767が出力95W(6Ω)だったので単純計算で以前より出力パワーが倍近く上がっている。JBL S3100の能率が94dBとそこそこなので同じボリュームレベルなら明らかに音が大きい。自動測定のAudyssey®がフロントチャンネルのボリュームレベルをかなり下げているようだ。以前に比べると随分とパワーのあるアンプなので余裕でドライブしてくれる。自動測定で各スピーカーに合わせてボリュームレベルを補正されているので単純比較できないが以前に比べてメインボリュームを-20〜30dB程下げている。それでも映画の収録音レベルによっては音が大きいと感じるほど。余裕があるのは良いことだ。以前のボリュームレベルに上げたらどれだけの爆音になるのか想像すると怖い。

ド迫力の映像が新たな音響で更に迫力を増す。…参った。


フロント・ハイト・スピーカーが1組だけだが、得意げに「Dolby Atmos」と表示される。

Audyssey®による自動測定と補正がかなり優秀

今までと迫力もそうだが、何よりサラウンドの次元が違うように感じる。スピーカーを替えてないのに何故ここまで変わるのか不思議に思うほどだ。以前にセンタースピーカーをアップグレードした際に、センタースピーカーとして使っていたONKYOのスピーカーをサラウンド・バックとして1ch使用したからなのか、フロント・ハイト・スピーカーによるドルビーアトモスだからなのか。と思ったがこの定位感と明瞭度、部屋の反射音や残響音まで計算された様な雑味や濁りのないクリア感はAudyssey®による自動補正がかなり優秀とみて良いだろう。自動補正一発でここまでくることに驚く。とにかくリビングシアターにしては一気に好みの音響空間に近づいた。

ヤバイ…これはサラウンド用のスピーカーをアップグレードしたくなる。

SR8012

 


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