移動都市/モータルエンジン,映画ホームシアター,プロジェクター

移動都市/モータル・エンジン(原題:Mortal Engines)

2018年公開のクリスチャン・リヴァース(Christian Rivers)監督によるSF映画。原作となるのは「移動都市」という小説らしい。この映画の冒頭1シーンを観ただけで宮崎駿監督のアニメ作品「ハウルの動く城」を思い浮かべるかもしれないが、世界観はもの凄くスチームパンク。予告映画を観た時にスグには食指が動かなかったので飛びつかなかったが、いずれ観ようと思っていた映画だ。ディスクメディア販売は3D版がなく、個人的に2D版のみでディスクメディアを買うのは微妙な映画な気がしていたので、VODに登録されるのを待っていた。Amazonプライムビデオに登録されていたのでここぞとばかりに視聴。

主役のヘラ・ヒルマー、この女優の存在を私は今まで知らなかったが独特の空気感を持っていて何かカッコいい。出演するヒューゴ・ウィーヴィングは「トランス・フォーマー」シリーズの“メガトロン”の声を担当している俳優。実際に演者として観たのは「マトリックス」のエージェント・スミス役以来。相変わらずの目力は健在だった。

Blu-ray仕様:本編128分 アスペクト比:2.39:1
英語:ドルビーアトモス  日本語:5.1ch ドルビーデジタル
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日本では何故かあまり話題に昇らなかった印象がある。ナゼだろう。地上には人々が暮らさずに動く都市で暮らしているという設定が、既にバカげてて面白いではないか。「なんで都市ごと動かす発想になんねん!ほんで、なにホンマに動かしてんねん!そんなん技術あるんやったら、もっとこう…、何かあるやろ!」という3連発ツッコミはなしで。ストーリーの設定上、冒頭のナレーションでも説明があるように「60分で人類が滅亡の淵へ追いやられた」戦争があったことまでは理解できるが…なぜ移動都市に…の説明はない。作ったからそこで暮らしているとしか言いようが無い。

「移動都市/モータルエンジン」あらすじ

たった60分で文明を荒廃させた最終戦争後の世界。残された人類は空や海、そして地を這う車輪の上に移動型の都市で創り出し、他の小さな都市を“捕食”することで資源や労働力を奪い生活している。“都市が都市を喰う”、弱肉強食の世界へと姿を変えたこの地上は、巨大移動都市“ロンドン”によって支配されようとしていた。他の都市を次々に飲み込み成長を続けるロンドンを前に、小さな都市と人々が逃げるようにして絶望的な日々を送る中、一人の少女が反撃へと動き出す──。

© 2018 MRC II Distribution Company L.P. and Universal Studios. All Rights Reserved.

出演は、ヘラ・ヒルマー(Hera Hilmar)、ヒューゴ・ウィーヴィング(Hugo Wallace Weaving)、ロバート・シーハン(Robert Michael Sheehan)、ジヘ(Jihae)、レイラ・ジョージ(Leila George D’Onofrio)、パトリック・マラハイド(Patrick Malahide)、スティーヴン・ラング(Stephen Lang)など。

ヒューゴ・ウィーヴィング。「あ…メガトロン」とつい思ってしまう私はただの「トランスフォーマー 」好き。

特に話題にならなかった映画だが

ロンドン都市が爆走して他の都市を飲み込んでいくので、小さな都市は逃げ回り、飲み込まれた都市は燃料として消化され、飲み込まれた都市の人間は下層での労働者となるというトンデモ設定の映画。都市が勝手に動き回っているわけではなく人間によって巨大な乗り物のように運転されている。この設定の時点ですでに笑ってしまうが、それを皆が大真面目にスクリーン内で演技している。メチャクチャな設定だがブっ飛びすぎてて逆に面白い。

捕食される側の小さな街達…「達」って書いてる私もすでにおかしい。

何せ冒頭の説明ナレーション後に早々と動く大都市ロンドンが登場し、爆走しながら小さな都市を捕食しようとしている。もう何が何だかよく分からないが、この映画を真っ直ぐ、真正面にとらえて観てはいけないなと言うことだけは判る。そもそもその都市には人々が暮らしているのだ。広い平野を爆走するにしても凸凹の平原を戦車のごとく走る都市の姿を目の当たりにすると、街の人間たちはどんな状態になっていることだろうと想像してしまう。既にこの次点で大地震どころではない大惨事だろう。

猛スピードで逃げる街。後ろに見えるのが捕食のために爆走する巨大都市ロンドン…自分で書いてて訳がわからなくなる。


街は取り込まれると建物は解体され動力エネルギーにされる。

評価があまり良くないのがなんとなく理解できる映画

元となる原作がフィリップ・リーヴ(Philip Reeve)著者の「移動都市」というSF小説。「移動都市」シリーズとして4作刊行されている。そのな小説を約2時間で万人が理解し、面白くまとめられるわけがない。小説からの映画化にはよくあるパターンだ。原作を読んでいる人は深く掘り下げていない映画内容に不満だろうし、私の様な原作を読まずに映画が初見の人は説明不足すぎて思考がついていけないのかもしれない。

結果的に上澄みだけをすくうような観点になってしまうが、話としては世界観も含めて面白い方だと個人的には思っている。だが本作はとにかくキャラクターが立たない。ヒューゴ・ウィーヴィング演じる“サディアス”くらいだろうか…。ロバート・シーハン演じる“トム”に至っては初めから終わりまで何かもの足らなさを感じる。結構印象に残りやすい顔だと思うのだが…。

トムを演じるロバート・シーハンもサディアスの娘、キャサリンを演じるレイラ・ジョージも今ひとつパッとしない役だ。

う〜ん、何と言えばいいのか微妙な感じがずっと残るというのか、一貫していない感じというのか…。主役の、ヘラ・ヒルマー演じる“ヘスター”もキャラクターとしては初め期待したが、最終今ひとつな感じになっている。へスターは冒頭に見せた赤いスカーフ(マフラー?)で顔半分をマスクしたあのクールなキャラクターを原作は分からないが映画上だけでも最後まで貫き通せばまた違ったのかもしれない。個人的にそれ以外は結構面白い設定で考えられていると思うだけに何だかもったいない気分になる。

目がグリーンに光っているこの“シュライク”というヤツは一体何者なのか…は、本作を観ていただきたい。

とにかく映画ではツッコミどころ満載なのでそれを楽しむべきなのだろう。叩けば叩くほどホコリではなく“ツッコミどころ”が出てくるのでそれを楽しむ映画なのだろう。真正面から受け止めてはいけない。まじめに観てはいけない映画なのだ。冒頭がとてもシリアスな感じでスタートするから観る側もそう構えてしまうのであって、「ランペイジ」で「あたまのネジをぶっ飛ばして観る映画」と書いた覚えがあるがアレと同じだ。完全娯楽映画なのだ。内容がSF娯楽映画なのにちゃんと「振り切っていない」から中途半端に感じるのだろう。

ミニオン?…いいえ、古代アメリカの神様。このワンカット観ただけで中途半端なおふざけ映画なことがうかがえる。

ネット配信のFull HDで観ても高精細に見える 8Kカメラの映像

私は今回、本作「移動都市/モータルエンジン」をAmazonプライムビデオで視聴した。元は8Kカメラで撮影されているのでAmazonプライムビデオではFull HD(4K UHD配信はされていない)になっているが元が高精細なディテールのイメージはそのままに配信されている。誤解を招きそうな見出しにしてしまったが、特に4K UHD表示でなくても元が高精細なのだろうなと判るくらいの映像。「ダークナイト ライジング」のBlu-rayでもIMAXカメラで撮影されたシーンがその他のシーンと比較するとキレイに見えるのと同じ事だろう。元の映像が高精細だと解像度を落としてもそれなりのクオリティは保たれる。本作「移動都市/モータルエンジン」も同様に全編通して8Kカメラで撮影されているので、例えそれがネット配信でビットレートがBlu-rayよりも劣っていても、同じネット配信の他のFull HD映像と比べると精細な映像なことが窺える。

8Kカメラの恩恵かFull HDなので解像度は当然低いが色乗りとディテールの描写は美しい。

おまけ:この時代から1000年以上前の食べ物らしい…はい!そこ!ツッコまない!そっとしておいてあげて!



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8Kカメラで撮影された高精細な描写はネット配信のFull HDで判る程なので、4K UHDで十分に味わうことができるだろう。元の映像が良いとこんなにも違うのだと改めて思う。まぁ人物以外はほとんどCGなのだろうが…。

「移動都市/モータルエンジン」はAmazonビデオで無料で視聴できる。U-NEXTは440ポイント(2020年2月2日時点)で視聴可能。NETFLIXは登録なし。

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