ワンダーウーマン1984, WW84,ホームシアター,映画

ワンダーウーマン 1984(原題:Wonder Woman 1984)

2020年公開のパティ・ジェンキンス(Patty Jenkins)監督による映画。DCエクステンデッド・ユニバース第9作品目にあたる。2017年公開の前作「ワンダーウーマン」に引き続き、パティ・ジェンキンス監督。前作の演出やカット割りなどが個人的に微妙だったので少し不安。本作はどうだろう…。

前作は途中まで良かったのに、いざクライマックスの戦闘になると何か演出やカット割りが稚拙に見えてしまい少し残念な気持ちになった。ワンダーウーマンが美しく戦う姿を映すより、スーパーヒーロー映画はやはりカッコ良く撮って欲しい。ブレスレットでの敵弾のはじき方もワンダーウーマンの表情を魅せるような撮り方がどうもしっくりこなかった。ザック・スナイダー監督が手がけた、ジャスティス・リーグ(原題:Justice League)の様に敵の銃弾をいとも簡単に高速にバチバチさばく動きのほうが「ぅおぅ!カッコイイ!」と感じる(あくまでも個人的な感想)。

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Blu-ray仕様:本編151分、アスペクト比:2.4:1と1.78:1の混合
英語:2D版 ドルビーTrueHD ドルビーアトモス(3D版は5.1ch DTS-HD Master Audio)、日本語:5.1ch ドルビーデジタル
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「ワンダーウーマン 1984」あらすじ

スピード・力・戦術のすべてを備えたヒーロー界最強の戦士〈ワンダーウーマン〉を襲う、全人類滅亡の脅威とは。
世界中の誰もが自分の欲望を叶えられてしまったらーー
禁断の力を手にした、かつてない敵マックスの巨大な陰謀、そして正体不明の敵チーターの登場。崩壊目前の世界を救うため、最強の戦士が失うものとは何か!?

©2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & © DC Comics

出演は、ガル・ガドット(Gal Gadot)、クリス・パイン(Chris Pine)、クリスティン・ウィグ(Kristen Wiig)、ペドロ・パスカル(Pedro Pascal)、ロビン・ライト(Robin Wright)、コニー・ニールセン(Connie Nielsen)、アムール・ワケド(Amr Waked)、クリストファー・ポラーハ(Kristoffer Polaha)、リンダ・カーター(Lynda Carter)など。

少しだけネタバレになってしまうかもしれないので大変恐縮だが(直接ストーリーには絡まないのでご容赦願いたい)、本作では1977年から放送されたテレビドラマ版のワンダーウーマンで、主人公のダイアナ・プリンスを演じたリンダ・カーターが出演する。新旧ダブル・ワンダーウーマンと言いたいところだが、もちろん本作でのワンダーウーマンではない。彼女にとって現代のワンダーウーマンはどのように見えるのだろう。テレビドラマ版は日本でも公開され「空飛ぶ鉄腕美女ワンダーウーマン」というタイトルで放送された。「鉄腕美女」って言い方が凄いな。

IMAXカメラ撮影での2.4:1はもったいない気がする

IMAXカメラ撮影だったのでソフトのアスペクト比は全編1.78:1のビスタかと思いきや、オープニングからのセミッシラ島でのチャプター1と2、それとエンディングのチャンプター20だけが1.78:1となっており、後は全て2.4:1のアスペクト比となっている。何かもったいない気がしてならない。1984年の設定だから年代的に映画は2.4:1というシネスコサイズにしたかったのか、もしくは映像的にセミッシラ島との区別をしたかったのだろうか。

本編のほとんどは2.4:1のアスペクト比ということで、アナモフィックレンズを通してシネスコ(2.35:1)投影で全編鑑賞。


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オープニングのセミッシラ島のシーンは1.78:1のアスペクト比だが…。


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タイトル以降、エンディング直前までアスペクト比2.4:1になる。

ストーリー、カット割、全てにおいて前作より好み

前作よりも、ストーリーは分かりやすく、入りやすい。カット割やカメラアングルも全編通して前作より稚拙さが減り、随分と観やすくなったのは嬉しい。そして、本作は人間(女神であるワンダーウーマンも含めて)の欲望に対して少し考えさせ、そして自分にとって1番大切なものは何かなど、少々お説教くさいが子供から大人まで誰もが分かりやすいテーマなのもいい。

前作に登場した恋人、スティーブ(クリス・パイン)との関係性や説明が薄いのでそこさえ飲み込めれば前作を観ていなくても大丈夫。前作を全く観ておらず、知らない状態で本作を観るとダイアナとの関係はなんとなく理解できるが、スティーブとは一体何者で、何故劇中のように現代(1984年)の世の中を珍しそうに見ているのか、その部分だけ前作を観ていないと完全には理解しづらい。それ以外はストーリー上、前作までとは全く関連性がないので本作だけで楽しめる内容になっている。

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1984年の時代設定なので、街のお店の雰囲気もそれなりに。

初代ワンダーウーマン(リンダ・カーター)は、当然ワンダーウーマンとしては扱えないのでどのようなカタチでどこで演出するのかと気になっていたら…なるほど。気になる方は本作をご覧いただきたい。サプライズなサービスカット(エッチな意味ではない)もあるので嬉しい限り。私は当時のテレビ版をあまり熱心には観ていなかったが、テレビ版をよく観ていた人はより嬉しいと思う。

本作のワンダーウーマンは、初代から引き継いでいる本来(私の場合はテレビ版)のワンダーウーマンの印象に近いのも嬉しい。盾や剣を持たず、これまでよりも攻撃性を感じさせずに平和のためにだけ戦う、というあくまでも守りの姿勢。ティアラをブーメランのように使うのも、自分の姿が映らないように監視カメラを壊す時など、直接敵に投げつけて傷つけるような武器としては使わない。

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ティアラをブーメランのように使うのは初代ワンダーウーマンから。ガル・ガドットになってからは初使用だっけ?


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ちなみに、同カットでアスペクト比1.78:1のままアナモフィックレンズを通さないと、このくらいのサイズ感になる。


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縄を高速回転させて銃弾を防御。


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アーマーで防御。

あくまでも守りに徹して、最終的に攻撃するものを徹底的に倒すのではなく、例外もあるが基本的には“攻撃をやめさせる”、“攻撃をできなくする”という姿勢が本来のワンダーウーマンの姿。決して攻撃的なキャラクターではない。そんな原点回帰したような本作は個人的に好きだ。

だんだん恒例にもなってきている「本作のツッコミどころ」は…スパイダーマンとかにも言えるのだが、ロープで飛びながら地上の子供をキャッチすると腰や首が確実にヤラレるやろなぁとか、スティーブが銃弾を配膳用の銀のお盆で、しかも片手で受けるとか、『捕食者の頂点、誰も観たことがない存在』って願いはそう言う意味!?とか、「もうそれミュージカルのCATSやがな!」…等など、ツッコミどころは多々あるが、割と今回は全体的に軽くコミカルな映画に仕上がっているので個人的には全然許せる範囲だ。

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ワンダーウーマンに吹っ飛ばされて…からのー


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ラート(ドイツ発祥の体操競技)。あり得ないけど、そんなノリ。

「ワンダーウーマン 1984」の3D

DCスーパーヒーロー映画は夜やどんよりと暗いシーンが多いが、「ワンダーウーマン 1984」は明るいシーンも多く、良い感じで3D映像が楽しめる。ただあまり3Dとしての見せ場は少なく、フォーカス感も甘めなのであまり“3D映画”としては楽しめなかった。登場人物同士が対面で話すシーンでももれなく手前の演者の後頭部はボケているなど、カメラによるピントの前ボケ、後ボケのカットも多い。それが奥行きを持って3D映像になっているため“カキワリ”感が強い。一番楽しいのはチャプター10の花火のシーンくらいだろうか。3Dに関してだけ言えば前作の方が暗いシーンが多い割にはまだ良好。

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写真では分かりにくいが、この2人の距離でさえガル・ガドットにピントが合っているともう1人はピントが甘くなっている。


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本作3Dでの1番の見せ場は多分このシーンだけ。残念。

「ワンダーウーマン 1984」のドルビーアトモス

一通り3D版を楽しんだあとは2D版にディスクを切り替えドルビーアトモスで視聴。サラウンド感は良好。ドルビーアトモスに限らず全体的な音のクオリティは高い。これ、先日パワーアンプをCROWN XLS1002に替えたせいなのか、元からこのソフトの音声クオリティが高いのか…ちょっと判断が微妙になってしまうが、肝心のドルビーアトモスとしての評価は残念ながら全編通してほとんどトップスピーカーの出番はない。

トップスピーカーから分かりやすく出力されるのは、ワンダーウーマンが投げ縄を頭上で回した時にフォンフォンと風を切る音や、チャプター12でトラックの下に潜り込んだ時のエンジン音。同じくチャプター12終わりのヘリの音、後半での雷鳴、風の音(必ずでもない)が比較的分かりやすくトップスピーカーから出力されるくらい。全体的にはトップスピーカーの出番は非常に少ない。

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トラックの下に潜り込んだ時は頭上(トップスピーカー)からエンジン音が出力される。

ワンダーウーマンの原点のような本作は映画として良作に感じる

賛否両論はあると思うが、個人的にはジャスティス・リーグや前作の映画「ワンダーウーマン」より、武器の使い方も含めて本作の「ワンダーウーマン 1984」の方が本来のワンダーウーマンの戦う姿勢や思想のイメージがあり、ストーリーを含めて好感が持てる。特に映像でわざわざ美しく魅せようと意識しなくとも、ワンダーウーマンというキャラクターは普通に悪と戦えば、先述したような理念の下で戦うアマゾン族の戦士なので十分に美しく映えるキャラクターだと思う。ツッコミどころは多々あれど、本作は「欲望」という誰にとっても分かりやすいテーマを扱い、勇気と希望と覚悟も盛り込まれ、そして…切ない。スーパーヒーロー映画としてとてもいい映画だ。

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おまけ画像。クリス・パインは80年代のダサ目のファッションが妙に似合う。



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私が入手したのはこちらの3D&2D版。3D版は音声がDTS-HDマスターオーディオ5.1chになっており、ドルビーアトモス収録になっていない。かといってドルビーアトモスもトップスピーカーが積極的に使われていないので、大きく大差はなかった。それと使用しているmarantz SR8012ではDTS-HD MAフォーマットで視聴すると基本的には5.1chなのだが、トップスピーカーも含めた全てのスピーカーが使われて出力される。これを通常の5.1chへ戻すにはどうすれば? 音場がボヤけるわけでもないので、このままでもいいけど少し気になる。


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4K UHD版はこちら。
ドルビーアトモスは通常盤Blu-rayでも収録されているので、4K UHD環境があり、あくまでも映像にこだわりのある人はこちらを選ぶ方がいいだろう。本作は暗いオブジェクトと明るいオブジェクトが同一画面に表現されるシーンも多いのでHDR効果は高いとみている。ワンダーウーマンが装着する黄金に輝くアーマーを余すところなく観るにはHDR収録の4K UHD一択かもしれない。私は個人的に3D映像が単純に好きなので今回4K UHDは見送って上の3D版Blu-rayを入手したが…3Dとしての見どころが少なかったので若干後悔。


「ワンダーウーマン 1984」は2021年4月25日時点でAmazonプライムビデオ、U-NEXTともに有料視聴なら可能。U-NEXTに関しては399ポイントで視聴できる。Netflixは登録なし。

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Apple TV 4Kはスクロールも早く、イントールする様々なアプリもサクサク動きストレスなく楽しめる。2021年5月にはさらにスペックアップされた新製品も登場するが、配信映画を観る分にはこちらでもまだまだ余裕のスペック。旧機種のこちらの価格が下がれば嬉しいのに…。


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(注:※Fire TV CUBEにはイーサネットアダプタが付属。※Fire TV Stick 4Kを使用の場合、Netflixのドルビーアトモスには未対応)

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コメント

    • もみじ
    • 2021年 4月 26日

    お久しぶりです。7990円のUHDBDを当然のごとく予約して楽しみにしていましたが、僕は逆で全てにおいて(前評判どーりというか)前作ほどではない・・・と感じました。4k撮影、4kマスターの情報はウソなんじゃないかと思うような画質と、アトモスの迫力も控えめ・・・。ん~~今週もう一度見てみようと思います(笑 そういえばジャスティスリーグのザックスナイダーカット、奇跡的?に予約ができたのと、ゴジラ キング・オブ・モンスターズUHDBD盤(UHDBDでは初の1枚組?)も購入したのでどちらも楽しみに待ちたいと思います。

      • ウチキネマー@管理人
      • 2021年 5月 02日

      それは残念でしたね。確かに技術的な面で言えばごく普通ですよね、ワンダーウーマン1984は。多分何度見てもそこは変わらないと思います(笑)。ドルビーアトモス収録なのにトップスピーカーも出番がほとんどないですし。でも、全体的に音は悪くなかったですよ?アンプのおかげですかね?ヒーロー映画としてお話内容がいいので私は気に入っています。キング・オブ・モンスターズは音をデカくすればするほど楽しい映画です。

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