IMAX 3D,ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー,映画

IMAX次世代レーザー3D鑑賞「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(原題:Solo:A Star Wars Story)」

3連休中にやっと「スター・ウォーズ」スピンオフ映画である、「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」を鑑賞。いつもの様に大阪エキスポシティの109シネマズでのIMAX 3D版。予約する日には直前まで1日中上映していたのに、7月13日から「ジュラシック・ワールド/炎の王国」の上映がスタートしたため、公開からわずか2週間程で「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」のIMAX 3D[字幕版]は1日1回の上映に格下げとなり18:20からの上映1本のみ。見込み観客動員数から考えてもこれは仕方ない。

当日の予想最高気温は37度。超炎天下の中、大阪エキスポシティまで向かうのがやや気が滅入るがもうチケットは取っている。千里中央駅からモノレールに乗って、万博記念公園駅(エキスポシティ前)に向かうのだが、千里中央駅に到着すると大阪市内と気温が違って少しだけ涼しい…と、いっても30度は余裕で超えているのは違いないのでやはり暑い。この暑さの中、ここまで足を運んで観るだけの価値がこの映画にあるかどうかという天秤に掛けてしまう。

強烈な暑さの中でもエキスポシティは人で賑わっていたが、木陰に座り込む人も多かった。…あそこまで歩くのか…。

「スター・ウォーズ」の旧3部作ファンに向けた映画

ハン・ソロというキャラクターは「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」にも出演しているが、主には旧3部作で活躍したキャラクターなので、本作はやはり旧作ファンに向けての映画だと感じる。新作のスターウォーズ3部作(「フォースの覚醒」から)のファンにとっては、ただのカイロ・レンの父親でしか認識がなく印象も薄いだろう。そのハン・ソロが活躍する旧3部作の第1弾「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」の10年前で相棒チューバッカとの出会いの話にもなっている。

印象としては映像が全体的に暗い…。そして奥行き感も含めて3D感が乏しく、3Dで観る価値が余りないのが残念。個人的には映画上、悪役として登場する「ドライデン・ヴォス」がただのマフィアのボスに見えるのも残念。そのまま映画「ミッション:インポッシブル」の敵ボスと言われても違和感がないほどスター・ウォーズ感がない。

そして今回一番残念なシーンが…、最後にある人物(そこら中でネタバレしているので調べると直ぐ分かる)がホログラムで登場するが、これは「スター・ウォーズ」のテレビ・CGアニメ版「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」(少なくともシーズン3)を観ていないと「時系列が矛盾している?」と感じるほど混乱するシーンがある。「これはナイ」と思った。

本来実写である「スター・ウォーズ」シリーズ映画を全作品観ている人でもアニメ版までは観ていない人もいるだろう。私もアニメ版は一部をNHK BSプレミアム放送時(シーズン1〜3)を観ただけで全話は見れていない(放送すらされていない)。アニメ版を観ておらず、本編のみを全て観て楽しんでいる人にとっては混乱させる作りだ。スピンオフ作品「オビ=ワン・ケノービ」の製作を決定(噂レベルで中止とも)したから、そこで謎が解るから良いだろうと踏んだのだろうか。

ただし、そこで話が繋がっているかどうかもアニメを観ていないファンにとっては分からない。後々に「オビ=ワン・ケノービ」のスピンオフ作品が公開されるのであればそこで初めて登場させるべきであり、あえてハン・ソロのスピンオフ作品で顔まで出して登場させなくても、話は繋がるので本来必要ないシーンだ。製作側の意図として本編ではないアニメ版を「ファンなら観ている(知っている)」ことを大前提としたならあまりにも乱暴すぎる。

テレビ・アニメ版「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」を観て知っていないと最後に混乱する。映像は映画版の「クローン・ウォーズ」

そういう気になる点はあったが、あとは面白く話がまとまっていた。名前の由来(意外とそんな理由?)、チューバッカとの出会い、ハン・ソロの武器(DL-44重ブラスター・ピストル)と貨物船ミレニアム・ファルコンを所有するまでなど、細かい所までを描写し旧作ファンを「納得できる」作りになっている(納得させようとしているふうにも見えるが…)。ファンでないと気づかない事や描写も多く、一部の人にターゲットを絞った作品であるため、万人ウケする映画ではない作りだ。何か映画を観たいと思い立って、何気なく観ると「スター・ウォーズ」のハン・ソロを知らない人にとってはただ「つまらない」映画となりうる。スピンオフ作品というのは本編から派生した作品なだけに、本編の話や登場人物を知っていなければ面白さは半減する。本編である「スター・ウォーズ」自体がロングランな映画だけに世代交代もあり、登場人物のスピンオフ作品はある程度一部の年代に絞られてしまうのはやむを得ない。観客動員数が少ないのも頷ける。

鑑賞後、空は真っ暗。夜の時間に居るのは初めて。観覧車「レッドホース・オオサカホイール」が綺麗。

確かに「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」を劇場で鑑賞しているのは、ある程度の年齢の人ばかりで、子供などはいなかった。このままでは「オビ=ワン・ケノービ」や「ボバ・フェット」のスピンオフが製作中止になりそうだという噂もあながち間違っていない気がする。映画もビジネスである以上、一部のファンの為だけに製作・公開するわけにはいかない。ならばと、現代の「スター・ウォーズ」ファンでも誰もが知っているであろう「ヨーダ」の若かりし頃をスピンオフ作品として製作されたりしたら……本気で嫌な予感しかしない。

夜の「太陽の塔」。今にも動きそうで………不気味カッコイイ。

 


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